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戦術

戦術のテンプレート

戦術を設定しやすくするため、テンプレートがいくつか用意されています。これにより、使いたい戦術の基礎を固めることが可能です。戦術の各テンプレートには、特定のプレイスタイルに向けたチームや選手の指示が含まれます。画面上の説明テキストを参考に、自分のプランに最も適したものを選んだら、その結果表示される様々な指示を確認して、その戦術の理解をさらに深めましょう。

メンタリティー

メンタリティーの違いと、何がきっかけでメンタリティーに変化が生じるのでしょうか?

他の多くのメカニズムと同様に、メンタリティーは1~20の間で採点されると考えてよいでしょう。20に近いほど「きわめて攻撃的」なメンタリティーで、チームがより攻撃的な方法を取るよう求められていることを表しています。逆に「きわめて守備的」なメンタリティーは、スコアが0に近いです。各基本メンタリティーは、プレスの強さ、プレスライン、テンポ、攻撃の幅、パスの直進性、時間の浪費など、戦術的指示と組み合わせて、いくつかの戦術設定を「非公表」で調整します。

また、タスクを「自動」に設定した場合の行動にもメンタリティーが影響します。チームのメンタリティがより攻撃的であれば選手も攻撃的であることを求められ、より守備的なアプローチを採用すれば守備的になります。

チームの流動性

あるメンタリティーを使いながら「フォーメーション」で設定した攻撃、守備、サポートの数がチームの流動性に反映されます。例えば、メンタリティーと流動性を「バランス重視」に設定した場合、守備が3名、サポートが4名、攻撃が3名になります。

タスクの振り分けによって、攻撃的なサッカーにするのか守備的なサッカーにするのか、流動的なアプローチにするのか固定的なアプローチにするのかを調整します。選手7名に攻撃のタスクを設定し、選手3名に守備のタスクを設定した場合、「きわめて攻撃的」なメンタリティーで「きわめて固定的」な流動性でプレイする事になるため、攻撃的なセットアップ内で十分なバランスがとれていないことになります。この場合でバランスを取るにはサポートのタスクを増やすことでより流動的な結果をもたらしますが、同じルールが全体に適用されるため、自由に選択肢を変えて何が起こるかを確認してみてください。唯一の「正解」というものはありません。全体的な「流動性」は、常に「戦術概要」画面に表示されます。

フォーメーション

フォーメーションとは?

フォーメーションは、ポゼッション時および非ポゼッション時におけるピッチ上の選手の配置のことです。サッカーでは、3名~5名のディフェンダーをチームに置き、残りの選手を中盤(ピッチの中央)と攻撃(主にゴールを決めるための選手)に割り振るかたちで発展してきました。

戦術名が記載されているドロップダウンメニューから、あらかじめ設定されているフォーメーションを選択できます。「フォーメーションに設定」のオプションで様々なフォーメーションの一覧を確認でき、ディフェンダー3名~5名のフォーメーションがすべて含まれています。ディフェンダー4名のフォーメーションは、センターバック2名とサイドバック2名からなり、ディフェンダーを3名または5名置くフォーメーションは、ほとんど似ていますが、最も大きな違いは、ディフェンダー5名のフォーメーションのサイドバックが、3名のフォーメーションでより前に位置し、中盤の一部として見られることが多い点です。

多くのチームが左右対称に並ぶのは、バランスをとって予測不能にならずに動けるようにするためですが、厳密にルールとして定められているわけではありません。

フォーメーションに合わせた選手を選ぶべきでしょうか、それとも選手に合わせたフォーメーションを選ぶべきでしょうか?

フォーメーションについては、一般的に2つの考えがあります。1つは、選手に最も適したフォーメーションを選ぶというもの。もう1つは、最高の選手を無理やり好みのフォーメーションに配置して、機能するように指示を出すというものです。後者は柔軟性に欠け、各選手の能力を引き出すことにはある程度妥協しなければなりませんが、戦術そのものが構造的に正しく、選手が要求されたことをきちんとこなせれば、勝つことも難しくはないだろうという考えです。前者は、より理想的な考え方で、選手が自分の得意なポジションや役割で存分に能力を発揮できますが、個々の才能とチームの必要性との絶妙な兼ね合いが求められます。

私が見ているものは? 戦術画面は実際に何を表しているのでしょうか?

画面に表示されるフォーメーションは、ボールを保持していないときのチームの守備の陣形を表していることにご注意ください。チームや各選手への指示は、ボールを持ったときの行動や移動先に影響します。特に、ディフェンス時のポジショニングや潜在的な弱点・奪われやすいエリアなどに選手を配置する際はよく考えることが重要です。

役割とタスク

各役割には、その役割の基本内容がわかる説明テキストが付いています。これは、ポジションと役割選択のダイアログを表示することで確認でき、他にも選手のタスクを変更するとどうなるかを参照できる追加情報も付随します。選手は攻撃、守備、サポートのいずれかのタスクを持つことができ、表向きにはチーム全体のメンタリティー内においてどの程度攻撃に参加するかが決まります。これらは、選手の指示を直接変更して戦術でより大きなリスクを取れるようにでき、これらの指示は若干ですが異なる能力値を必要とします。選手プロフィール画面の「役割の主な特質をハイライト」では、その役割が効果を発揮するために必要なさまざまな能力値を確認できます。

慣れていない役割で選手をプレイさせるのは、どれくらい問題があるのでしょうか?

ポジション外の選手をプレイさせることに関する質問でもご説明したように、どの程度問題になるかは、いくつかの程度に分かれます。原則として、慣れていない役割でプレイすることは、異なるポジションでプレイする場合ほど不利にはなりません。というのも、その選手はピッチ上で同じポジションにいる可能性が高いからです。例えば、ボックス・トゥ・ボックスのミッドフィルダーと攻撃的なプレイメーカーの違いは、センターバックとセントラルミッドフィルダーの違いほど顕著ではありません。例えるなら、同じ言語で方言は違うが、言語自体が異なるものではないということになります。

ただしそうは言ったものの、選手に自分の能力値に合わない役割を求めると、結局上手くいくことはありません。ボールウィニングミッドフィルダーにトレクアルティスタの役割を求めても、その役割に設定された指示を実行できるだけの能力値を持っていないため、良い結果を生むことはないでしょう。選手プロフィール画面の「役割の主な特質をハイライト」オプションを使えば、選手に慣れていない役割を頼むことができる範囲と、その選手がピッチ上で発揮するパフォーマンスを確認できます。

慣れていない役割でプレイすると、その役割の習得が早くなりますか?

端的に言えば、その通りです。馴染みのない役割でプレイするほど、能力値もその役割の要件に適応していきます。またトレーニングも同じ役割でしているはずなので、日頃からその役割に触れていることになります。しかし、ここで明確にしておきたいのは、選手が習得するのにかかる時間に決まりはないということです。むしろ、ポジションへの慣れ、コーチングスタッフの質、すでにプレイできるポジションや役割との類似性(センターバックはストライカーよりもサイドバックの役割を早く習得できる、など)、そしてトレーニングでプレイしているポジションや役割といったものに依存します。これらの条件にうまく合っていれば合っているほど、より短期間で習得できる可能性が高まります。

チームへの指示

チームへの指示は、チームのプレイを効果的に調整するものです。何かを頻繁に行うように、または行わないように、スライド式で調整することができます。

ポゼッション時

攻撃の幅

ポゼッション時に、どの程度ボールを広く動かすかを調整します。広いアプローチにするとピッチを水平に広く使い、狭いアプローチにするとピッチの中央でプレイすることになります。

アプローチプレイ

選手がどこにパスを集中して出すかを指示します。「スペースに展開を」は、チームメイトに足元へのパスではなく、オープンスペースへのパスを出させることで、プレイを広げて全体のテンポを上げられます。

「後ろから組み立てろ」や、サイドまたは中央に特化したプレイも可能なため、選手の長所と相手の短所を見極めて設定する必要があります。

パスの直進性

上記のパスの指示はパスの狙いを設定するもので、「直進性」はパスをどのようにそこへ届けるかを定めるものです。より直進的なアプローチは、ボールを縦に出すことでチャンスを作り、できるだけ早い段階で後ろから前へパスを通そうとします。反対に、ショートパスのアプローチでは、ボールを左右に辛抱強く回して、ディフェンスを崩す方法を探ります。

テンポ

テンポが速いほど選手はより多くの決断を即座に迫られ、その場その場の状況に対応し、集中力を欠くことになります。

時間稼ぎ

この設定が高いほど選手たちはボールに対して何もせず、セットプレイで時間をかけるようになります。

ファイナルサード

ピッチのアタッキングサードでボールを持ったとき、選手に相手の隙を探らせる方法は無数に存在します。焦点になるのは、ボールをどうやってシュートポジションに運ぶかです。

「ミックスクロス」がデフォルトで設定されていますが(低いクロスを使うティキ・タカを除く)、選手や状況に応じて、ハイ・ロー・ニアポストにボールを送ることもできます。「セットプレイ狙い」は、すべての選手に対して、コーナーキック、フリーキック、スローインを勝ち取りに行くよう促します。セットプレイで前に選手を集めることで、試合の主導権を握ることを狙います。

ドリブル

「あまりドリブルするな」は選手がパスを出しやすくなり、「ドリブルで仕掛けろ」はボールを持ってドリブルしやすくなります。

独自の創造力

創造的で自由なゲーム展開は、チーム全体の流動性と密接に関係しています。「もっと気持ちを出せ」はチーム全体の流動性を高め、「もっと規律を守れ」は流動性を低めます。

トランジション時

ボールロスト時

ここでは、ボールを失った後の対応についてお教えします。「カウンタープレス」は、できるだけ早くボールを奪い返すためにすぐにプレッシャーをかけるように指示を出します。「立て直せ」は、ポジションまで下がってディフェンスに集中するように指示します。

ボール奪取時

ボールを取り返したら、即座に次の行動を決めなければなりません。「カウンター」はボールを奪ったら即座に攻撃に切り替え、そのチャンスを生かすよう選手に要求します。「陣形を保て」は、攻撃を組み立てる前にボールを保持したまま陣形を維持し、辛抱強くプレーするように指示します。

キーパーのポゼッション時

「素早く配球」は、すぐに得点が必要な場面や、カウンターのきっかけをつくったりするために、ゴールキーパーがボールを持った際に速いテンポでボールを出すよう要求します。

「ペースを落とせ」は、ボールを出そうとするゴールキーパーに対し、試合をコントロールするため、または時間稼ぎをするために、テンポを下げることを要求します。

配球タイプ

「配球エリア/選手」は、ゴールキーパーにピッチ上の特定の選手にボールを配球するよう指示します:サイドバック、センターバック、プレイメーカー、ウィング、ターゲットフォワード、または相手ディフェンスの上にボールを配ります。

「近くの選手にフィード」は、ボールを出そうとするゴールキーパーに対し、キックよりも手による配球を要求します。

「遠方へスロー」は、ボールを出そうとするゴールキーパーに対し、ボールを少し遠くにいる味方へ投げるよう指示を出します。

「キックを短く」は、ゴールキーパーに近くにいる味方へ短いゴールキックを蹴るよう指示します。

「ロングキックを使え」は、ゴールキーパーに一般的なゴールキックで長いボールを蹴るよう指示します。

「特定のポジションにボールを供給」を設定すると、ゴールキーパーは指定したポジションへボールを供給します。

非ポゼッション時

守備陣形

プレスライン

プレスラインとは、チームのフォワードがボールを奪い返すために相手選手にプレスをかけ始める位置のことです。ディフェンスラインと組み合わせると、非ポゼッション時にチームの前後の幅をコンパクトにすることができます。ディフェンスラインとプレスラインの幅は、相手にプレスを突破されボールを前に運ばれる隙につながります。状況に応じて「高い位置からプレス」か「低い位置でブロック」を選択してください。

守備ライン

ここでは、相手が自陣でボールを持ったときやボールを保持しているときに、ディフェンダーがどの程度の高さでポジションを取るべきかをご説明します。「オフサイドトラップを使う」かどうかも設定できますが、一般的には高い位置でラインを取る必要があります。そうでない場合、相手はよりゴールに近い位置から動くことができ、オフサイドを取られるリスクも低くなってしまいます。

守備の幅

これは、チームがフォーメーションの範囲内で、どれだけの幅を守ろうとするかを指示するものです。広い範囲を守ろうとすればより多くのピッチをカバーできますが、各選手の間には大きなスペースが生じます。狭い範囲に絞ると相手にペナルティエリア周辺でボールを保持させられますが、ゴールを守ろうと中央に寄ることになります。

「GKからの短い配球を阻止」は、ロングキックではなくショートパスでゴールキーパーからボールを受ける可能性のあるディフェンダーをマークするようフォワードに指示を出します。

マークとタックル

「飛び込むな」は、ボールを奪う際に倒れないように指示し、「自由にさせるな」は、地面に倒れ込んででもボールを奪おうとする可能性が高まりますが、より多くのファウルやイエローカード、レッドカードをもらう危険性も増えます。

プレストラップ

プレッシングトリガーを上手く実行できるかによって、守備への転換とプレスラインが上手く機能するかが決まりますが、前提としてこれらの指示にぴったり合致しなければ成立しません。「中央ではめろ」か「サイドではめろ」のどちらを選ぶかは、それぞれ自チームと相手の長所と短所に応じて使い分けます。「中央ではめろ」は、ボールを奪い返せば絶好のチャンスにつながる中央エリアへのプレイを強います。「サイドではめろ」の方が、プレッシャーの中、相手は取れる選択肢が少ないため機能しやすいのですが、攻撃チャンスに結びつきにくいのです。

クロス対応

チームにクロスを入れさせないように命じることで、フォワードが狙っているペナルティエリアへのボール供給を防ぐことができます。また、クロスの受け手となるフォワードがいなかったり、クロスを上げられない状況では、クロスを入れさせるよう指示することで、相手が嫌がるプレイをすることができます。

選手への指示

チーム全体への指示だけでなく、各個人のプレイスタイルに合わせた指示を出すこともできます。「選手」のサブタブでは、選手ごとに指示を設定できるほか、チーム内で同じポジションに就いている選手のルールを設定することも可能です。

例えば、左のサブパネル(「戦術」)にあるフォーメーション図の守備的ミッドフィールダーのスロットをクリックすると、プレイしている人が誰なのかにかかわらずそのポジションの役割、タスク、指示コマンドをカスタマイズすることができます。また、画面左下の「指示」サブパネルにチームメンバーを追加し、状況に応じてさらなる指示を設定することも可能です。

「指示」セクションで選手を選択すると、ポジションに設定された指示と選手に設定された指示を素早く切り替えることができます。選手名の直下のパネルにある「ポジション/選手」の切り替えボタンで変更できます。

残りの画面には、現在チームのそのポジションに選んでいる選手の能力値とパフォーマンスのフィードバックが表示されます。

設定できる指示はポジションごとに異なり、またいくつかの分野に分かれていますが、このセクション内のリストで検索や活用がしやすいように、最も類似性の高い分野にグループ分けされています。各指示はすでに選手に設定されている役割やタスクの指示を調整する形で実行されます。

相手チームがボールを保持したら

「プレスのタイミング」は、選手がボールを取り返そうとする頻度に影響します。激しくプレスをするほど、選手は相手選手からボールを奪い返そうと嫌がらせをしてミスを誘おうとします。あまりプレスをしない場合は、守備の際にポジションを離れて崩されるのを防ぐため、自分のポジションにとどまり相手に崩されにくくすることが求められます。

「もっと密着してマーク」は、守備時に担当の相手選手に密着し、攻めに出るためのスペースを制限するよう選手に指示します。

「思いっきり当たれ」は、強引かつ闘争的にボールを奪いにいくように促します。

「タックルを緩めろ」は、アグレッシブなタックルを雑に仕掛けず、タイミングをしっかり見極めて適正なタックルをするよう選手に指示します。

「特定の選手をマーク」は、特定の選手を集中的にマークさせます。

「特定のポジションをマーク」は、特定のポジションについている選手ではなくポジション自体を集中的にマークさせます。

チームがボールを保持したら

「もっと上がれ」は、各選手が攻撃に出る頻度を増加させます。

「ポジションを保て」は、選手が指定されたポジションから自由に動く確率を低下させます。ですが、その頻度が主にチーム全体の「流動性」によって決まることは変わりません。

「幅広く使え」は、特にサイドの選手に対し、可能な限りタッチライン沿いにとどまり、横いっぱいに相手を間延びさせるように促します。

「幅を狭く」は、選手にピッチの中央にとどまるように指示し、相手の弱点につけ込むか、相手の脅威を外側に押し出して少し守備を固めます。

「相手ディフェンスの隙間に入り込め」は、中央の選手たちに自分たちのポジションとサイドの間にスペースを見つけるように指示します。また、ラウムドイターのような幅広い役割を持つ選手は、同じスペースを利用するために内側に移動できます。

「ポジションを保て」は、選手が自由に空いてるスペースに移動するのではなく、自身のポジションにとどまるよう指示します。

「ポジションに縛られるな」は、選手に対してチームの基本フォーメーション内で担当ポジションを離れて動く自由を与え、効果的に利用できそうなスペースを探すように促します。

選手がボールを保持したら

「ボールをキープしろ」は、チームメイトを攻撃に転じさせる前に、選手たちにゴールに背を向けボールを保持するよう指示します。

「ドリブルでサイドに流れろ」は、マイボール時にドリブルでサイドへ向かい、相手を間延びさせて陣形を崩すように促します。

「ドリブルでカットイン」は、サイドの選手に対し、ドリブル時に相手の内側に入ってゴール方向へ進路をとり、中央エリアに侵入していくことを選手に要求します。

シュート

「シュートを増やせ」は、チャンスとみればパスを選択せず、積極的にシュートを狙っていくように促します。

「シュートを減らせ」は、ボールキープを重視して辛抱強くプレイし続け、より得点を見込めるチャンスを作ってからシュートすることを選手に求めます。

ドリブル

「もっとドリブルしろ」は、もっとドリブルを増やすように選手に促します。

「あまりドリブルするな」は、パスによる組み立てを主体とし、1対1の状況で相手を抜こうとしないよう選手に要求します。

パスの直進性

「パスを短く」は、ショートパスを中心にしたパスサッカーを採用し、辛抱強くプレイしてボールキープを重視するよう選手に指示します。

「標準的なパスを使え」は、試合状況に応じた適切なパスを出すように選手に指示します。

「もっとダイレクトパスを使え」は、ダイレクトパスを使って可能な限り迅速にボールを敵陣まで上げるよう選手に指示します。

クロス供給:

「早めにクロス」は、選手、特にサイドバックに対して、クロスをアタッキングサードに入ってから入れるのではなく、かなり手前から入れるよう指示します。

「ゴールライン付近からクロス」は、サイドをできるだけ深くえぐってからペナルティーエリア内へのクロスを狙うことを選手に要求します。

クロス頻度

「もっとクロスを入れろ」は、サイドからペナルティーエリア内へ頻繁にクロスを入れることを選手に要求します。

「クロスを控えろ」は、クロスを試みるよりも、より長くポゼッションを維持するよう指示します。

クロスの狙い

「ニアポストへクロス」は、ニアポスト付近へクロスを入れよう選手に指示します。

「センターへクロス」は、ペナルティエリア中央へクロスを入れるよう選手に指示します。

「ファーポストへクロス」は、ファーポスト付近を目がけてクロスを入れるよう選手に指示します。

「ターゲットフォワードへクロス」は、指定したターゲットフォワード目がけてクロスを入れるよう選手に指示します。

パスのリスク度

「積極的に仕掛けろ」は、成功の見込みの低いスルーパスを多く出すことで、守備的に戦っていても、そのうち1本か2本を通して相手の守備を崩すように促します。選手に通常考えられる以上にリスキーなパスを出すように求めるということではなく、成功率の低いパスを何度も試みた結果の副産物としてそのようなパスを狙います。

「あまり積極的に仕掛けるな」は、スルーパスの数を減らし、明らかな隙があるときにのみ試みるよう選手に指示します。

対戦相手への対応指示

この画面では、ピッチ上の任意のポジションに対戦相手への初期対応方法を設定することができます。これらは毎試合前に適用されますが、キックオフ前にチーム編成や相手選手の体調に合わせて微調整することができます。また、アシスタントマネージャーに任せることもできます。

「マークを厳しく」、「プレス頻度」、「タックル」は上記で説明されている通りに機能しますが、いずれもチーム全体の指示ではなく特定の選手に焦点を当てるものです。「誘導方向」は、相手に得意な方の足を使わせず逆足だけを使わせるようチームに指示します。

この指示の成否は、指示を任された選手と対戦する相手選手との相対的な能力、選手やチームに与えられた指示の中に戦術をバランスよく組み込めるか、そして両チーム真っ向からの戦術勝負で決まります。

セットプレイ

「セットプレイ」のサブタブを選択すると、ボールが止まった状態からのプレイの指示を設定することができます。『Football Manager™ Console 2024』では、「セットプレイ」が選択肢の幅広さと忠実度の面で大幅に拡張されており、より詳細で自分好みなルーチンを作成することができます。さらに、守備のセットプレイのルーチンでディフェンスラインをより詳細に管理したり、セットプレイのフォーメーションにおける各選手の関連情報を一箇所で閲覧することができます。

セットプレイの出来が勝敗を分けることはよくあることです。試合中に何度も起こるセットプレイを有効に活用できれば、チームに大きく貢献できます。

なによりもまず、コーナーキック、スローイン、フリーキックを誰に任せるか見極める必要があります。各選手にはそれぞれ能力値があるので、最初はこれらの分野でできるだけ高い能力値を持つ選手を探します。もし、チーム内に能力の高い選手がいない場合は、新たに1人加えることを検討してください。候補が決まったら、次はそれをさらに絞り込んでいきます。フリーキックが上手い選手は敵陣の危険なエリアに蹴ることが多いので、直接ゴールを狙わない場合「クロス」の上手さも欠かせません。

スローインを行う選手は状況を最大限に活用するために「ロングスロー」の評価が高いほうが良いですが、うまく使いこなすためには「強靭さ」や「バランス」の評価もある程度必要です。

上記のことはペナルティーキックのキッカーを選ぶ際にも当てはまります。正ペナルティキッカーは、「ペナルティキック」の能力値が高いだけでなく優れた「決定力」と「冷静さ」も併せ持つべきですが、これらは全体的な意思決定プロセスにおいてはあまり重要ではありません。本当に気にすべきは「ペナルティキック」の能力値だけなのです。シュートアウトでペナルティキックに秀でていない選手を使わざるを得ない場合は、次に重要な特性である、強靭な精神力を持ちシュートが上手く、良い判断ができる選手に目を向けましょう。

以下の「キャプテン」セクションで説明されている方法で、複数の選手をセットプレイの任にあてることができます。選択したい選手の表の行を選んで、適切なセットプレイメニューにドラッグ&ドロップします。ランキングは階層構造になっており、最上位の選手がピッチにいない場合は順番通り次の選手にまわります。

ルーチンの保存とエクスポート

フリーキック、コーナー、スローインのセットプレイのルーチンを保存、エクスポート、再利用できるようになりました。セットプレイタブのピッチ表示エリアの右上にある「ルーチン」ビューメニューから、「新しいルーチンを作成」し、設定に満足したら、同じメニューで「ルーチンを保存」することができます。また、「ルーチンの読み込み」オプションでは、以前に保存したルーチンをインポートすることができ、一括保存と読み込み、ルーチンの削除、特定のルーチンをデフォルトにリセットするオプションも用意されています。

各サイド(左右)とシナリオ(守備、攻撃)ごとに最大3つのルーチンを持つことができ、各セットプレイの種類ごとに合計12個のルーチンを持つことになるでしょう。ルーチンが複数ある場合は、試合の状況に応じて選手がそれらを使い分けます。

試合プランとインスタントリザルト

適切な「試合プラン」が設定されている場合、試合のシナリオに応じてアシスタントマネージャーがプランを実行します。これらのプランは、あなたの好みに合わせて調整することができ、、特定の状況が発生したときに実行する基準を幅広く設定することができますので、(様々なシナリオを想定して)お好みのタイミングで実行することができます。

「新規作成」ボタンをクリックすると、試合プランの作成を1から順に行います。この仕組みに慣れるため、1つ例を見てみましょう:

ステップ1:はじめに

ステップ2:テンプレートの選択 - 試合プランが実行されるタイミングを選択します。様々なシナリオからお選びいただけます。

ステップ3:守備的なアプローチの選択 – プラン実行中、チームにどれくらい守備に徹してほしいか決定します。

ステップ4:攻撃的なアプローチの選択 – プラン実行中、チームにどれくらい攻撃に徹してほしいか決定します。

ステップ5:試合プランをセーブ

ステップ6:試合開始時の戦術を選択 – この試合プランを使用する際の試合開始時の戦術を選択します。これを基本戦術として、試合中に変更を加えていきます。

ステップ7:メンタリティーの選択 – 上記と同様に、試合開始時のメンタリティーは試合プランに基づいて調整されます。

ステップ8:チームの自動選択 - この試合プランが実行されている試合で、アシスタントマネージャーがチームを選択するかを決定します。

ステップ9:選手交代 - 交代が必要な場合、どのタイミングでパフォーマンスベースでの選手交代を行うか決定します。

上記の設定後、以下のように特定のシナリオに基づいてさらに微調整することができます:

「シナリオを追加」を選択

試合戦術を選択します。ここでは例として「1点差以上で勝利」を使用します。

プランを適用したい時間を選択します。ここでは「75-85分」を選んでみましょう。

これで、試合の残り20分間に1点以上リードしているときに試合プランが実行されるようになりました。次に、試合終盤に優位を保つため、あるいはリードを広げて試合を終わらせるために、どのような戦術とメンタリティを展開するかを選択します。

上記を補うためにタッチラインからの指示を追加することも可能です。戦術画面で変更するのと同じように、新たにチームへの指示を出せます。

この自由度の高い強力なスコープにより、理論上は、試合中に自動で実行されるプランを複数設定でき、あらゆる状況をカバーできます。また、プランは試合中に変更することも可能です。この2つをうまく組み合わせれば、90分間で起こりうるあらゆる事態に対応することができるでしょう。

試合をスキップして結果を表示したい場合は、インスタントリザルトボタンを押すことができます。押した場合、試合のシナリオに応じてアシスタントマネジャーが実行する試合プランが表示されます。

キャプテン

毎シーズン開始時、来シーズンのキャプテンと副キャプテンを決めるようにとの知らせが受信箱に届きます。任命された選手は、「キャプテン」パネルの上部に他の選手とは異なる色で表示されます。なお、シーズン中にキャプテンを変更した場合、前任のキャプテンやその友人、メディアはその理由を知りたがりますので、きちんとした理由を用意しておきましょう。

どうしてもキャプテンを変更したい場合は、ドロップダウンリストから新たに希望する選手を選択します。キャプテンの腕章をつけるべき選手に順番をつけたい場合は、その選手のテーブル行を選択し、リストにドラッグ&ドロップしてください。ランキングを変更する場合も同じ方法で、右側のパネルから行うことができます。

キャプテン決める際、最も重視すべきなのは「リーダーシップ」能力値の高さです。17以上の選手は即座に候補に挙げるべきですが、それ以外にも確認すべきことがあります。キャプテンは、チームメイトのリーダーとして活躍できるだけの精神的な強さを備えている必要があります。

選手の「個人情報」画面では、各選手に性格が設定されています。「生粋のリーダー」はキャプテンとして理想的です。また、「意欲的」「模範的」なども望ましいでしょう。また、選手の年齢と経験(チームに数年在籍し、キャプテンとは何かを理解できるほどサッカーに長く携わっていることが理想的です)、そしてチーム内階層での位置づけも考慮しましょう。チームリーダーや一流選手は、すでにロッカールームでリーダーシップを発揮しており、多くのチームメイトから尊敬されているため、より良いキャプテンとして機能する可能性があります。

良いキャプテンは、チーム内の選手全員の能力を向上させ、時にはその能力の限界を超えさせる可能性もあります。下手なキャプテンの場合、同じ選手でも能力を最大限発揮させることができずに終わってしまいます。監督であるあなたの選択が重要なのです。


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