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リーグ情報

『Football Manager™ 2024』には数多くのリーグが登場しますが、各リーグの複雑なルールや構造も相まって、馴染みのないプレイヤーにとっては理解しづらい面もあるでしょう。以下は、その中でも複雑な例をあげてどのようなものであるのかを説明する初心者向けガイドになります。

(注意:特定のリーグルールの詳細はすべて、大会画面の「ルール」のサブタブから確認できます。ここでの情報は、物事の仕組みについて簡潔かつ明確な概要を紹介することを目的としています。また、FM Touchでは使用されないルールもありますのでご注意ください)。

オーストラリア

大会構成

通常、10月中旬から4月上旬または中旬までのシーズン中、12チームがそれぞれ3回ずつ対戦し、合計33試合を行います。

上位6チームがファイナルシリーズに進出し、そのうち上位2チームは不戦勝(自動的に進出)、3位は6位と、4位は5位と対戦して進出権を争います。1位のチームは最下位のシードチームと対戦し、残りの2チームも準決勝から決勝へのノックアウト方式を採用しています。

優勝チームと、レギュラーシーズンを首位で終えたチームがアジアチャンピオンズリーグへの出場権を獲得します。両方とも同じチームが達成した場合、グランドファイナルで準優勝したチームが2番目の出場権を獲得します。ウェリントン・フェニックスは、ニュージーランドがオセアニア連盟に、オーストラリアがアジア連盟に所属しているため、出場権を得ることができません。

チーム/選手の出場資格ルール

チームは最大26名(最低20名)で、そのうち2名はゴールキーパーでなければならず、外国籍選手(例:オーストラリア国外の選手の場合またはウェリントン・フェニックスの場合はニュージーランドの選手)は5名までとなります。また、オーストラリア(またはNZ)のU23選手が3名以上登録されている必要があります。

サラリーキャップが設けられ、1シーズンあたり260万豪ドル程度が適用されます。また、サラリーフロアも設けられており、チームは最低でもその90%は支払わなければなりません。

また、各チームは特別指定選手制度を利用することも可能です。選手を指定することで、サラリーキャップが免除され、チームはより高い賃金を支払うことで質の高い選手を獲得・維持できる可能性が高くなります。

また、2名まではどんな選手も特別指定選手にでき、オーストラリア・プレミアリーグでプレイする年長新人選手は契約外の条件で限定的に試合に出場できる規定があります。同様に、ゲストプレイヤーはレギュラーシーズンで最大14試合まで出場可能です。ゲストプレイヤーは、チームの一員として登録される必要はありません。ゲストプレイヤーに支払われる給与に制限はありませんが、各クラブ1シーズンに最大1名までと制限されています。

ロイヤリティプレイヤーとは、4シーズン以上連続してクラブで過ごした選手と定義され、リーグはこれらの選手の給与の一部を、勤続年数に応じて段階的にサラリーキャップから免除することを認めています。

試合当日の控え選手は最大7名で、そのうち1名はゴールキーパーでなければならず、出場できるのは3名のみです。また、ベンチには22歳以下の国内選手が2名以上、試合当日のメンバーには23歳以下の国内選手が3名以上含まれていなければなりません。

移籍市場

サラリーキャップが比較的低く、有名なリーグと比べてオーストラリアリーグの実績がそこまで高くないことから、移籍市場は特別指定選手の発掘に費やされることがほとんどです。このリーグでは南米の選手がよく移籍されていますが、国内と海外の両方の枠でオーストラリア籍の特別指定選手タグを使用する場合もあります。これは一般的に、キャリアの大半を海外で積んできたような、代表クラスの著名なオーストラリア籍サッカー選手と契約するときに行われます。ゲストプレイヤーは、より高いレベルの選手であり、年俸の制限もなく、短期間の契約は世界的に有名な選手にとって魅力的です。

一方で、クラブは自ら選手を育成することが奨励されており、他からの選手調達に頼ることはできません。このことは、クラブがAリーグでプレイする他の選手にオファーを出すことができず、選手は交換トレードでしか移籍できないという事実にも表れています。

移籍市場が開くタイミングは2回あり、メインであるオフシーズンの市場は7月下旬から10月中旬まで、そして短期ミッドシーズン期間は1月中にあります。

ベルギー

大会構成

「ベルギー プロリーグA」のレギュラーリーグはわかりやすいです。18チームが交互にホームとアウェイで対戦し、34試合のスケジュールをこなします。しかし、多くのチームはその後、シーズン後のプレイオフへ進みます。

上位4チームがチャンピオンシップグループに入ります。最初の34試合で獲得した勝点は半減され、各チームはその後、他の3チームを相手にホームとアウェイで6試合戦います。このチャンピオンシップグループで優勝したチームが、ベルギー王者に輝きます。2位はチャンピオンズカップの予選ラウンド出場権、3位はユーロカンファレンスの予選ラウンド出場権が与えられ、4位はユーロカンファレンス出場権をかけて欧州順位決定戦の勝者とプレイオフで対戦します。

5位から8位までは同じ仕組みで、欧州順位決定戦となり、優勝チームがチャンピオンシップグループ4位のチームとのプレイオフに進出できます。

これまでは最下位のチームのみが自動的に降格となるのが通例でしたが、最近のシーズンで下位3チームの降格へと変更になりました。

チーム/選手の出場資格ルール

リーグと比べて、選手の出場資格はわかりやすくなっています。チームは、試合当日のメンバーにベルギーでトレーニングを受けた選手(23歳の誕生日以前の3年間)を少なくとも6名含まなければならず、控え選手7名のうち起用できるのは3名です。チーム全体では、上で述べたホームグロウン選手を8名起用しなければなりません。

移籍市場

ベルギーの移籍市場はヨーロッパの多くの国と同じように運営されており、クラブ独自のユース育成プログラムを補うために、従来の移籍手法が用いられています。ヨーロッパの多くのリーグに比べて移籍予算が少ない傾向にあるため、クラブは才能ある選手を求めて遠くまで足を運ばざるを得ず、多くのクラブが南米、東欧、アフリカで良い選手を発掘しています。後者の成功は、リーグが毎シーズン、リーグで最も優れたアフリカ人選手を表彰する「エボニー・シュー賞」を発行するほどです。

アメリカ

大会構成

28チームが2つのカンファレンス(東と西)に分かれ、アウェイチームがスケジュール的に移動しやすいように地理で2分されています。各チームは同じカンファレンスのチーム相手にホームとアウェイで34試合を戦い、別のカンファレンスの数チームのみ相手にホームとアウェイで1試合ずつ対戦します。

各カンファレンスの優勝チームは自動的にMLSカップ準決勝への出場権を獲得し、2位から7位のチームは残りの出場権をかけてプレイオフを行います。上位シードが下位シード(2位対7位、3位対6位、4位対5位)と一発勝負の勝ち抜き方式で試合を行い、勝者3チームが1位のチームとカンファレンスの準決勝に参加します。この段階でチームの再シードはなく、1位は4位対5位の勝者とホームで対戦し、3位対6位の勝者と2位対7位の勝者と対戦します。

これは、各カンファレンスにチャンピオンが誕生するまで続き、MLSカップ決勝で直接対決します。試合は、あらかじめ決められた場所ではなく、レギュラーシーズンの勝ち点(勝ち点が同じ場合はレギュラーシーズンの勝率)が高いチームが主催します。

決勝に進出した2チームは、MLSサポーターズシールド受賞チーム(レギュラーシーズンで最も多くのポイントを獲得したチーム)、USオープンカップの優勝チームと並んで、北米チャンピオンズリーグへの出場権を獲得します。もし1つのチームが複数の出場枠を満たした場合、その出場枠はMLSの順位で次に良いチームに与えられます。

チーム/選手の出場資格ルール

チームは最大30名までですが、その中にも様々な制限があります:

-              特別指定選手は最大3名まで。

-              若手以外の特別指定選手は最大2名まで。

-              代表選手は最大8名がデフォルトです。この枠はチーム間で商品としてトレードすることが可能です。

-              予算外選手は最大10名まで、そのうち4名までが非リザーブ選手となることができます。

-              チームにおける「リザーブ選手」は最大6名までです。例えば、サラリーキャップにカウントされる程若い選手のうち、非リザーブ選手になれるのは4名のみです。

MLSはサラリーキャップ制を採用しており、年間総額で約490万米ドルに設定されています。最も支払いの高い選手20名が、サラリーキャップにカウントされます(ただし、スロット19と20は埋める必要がありません)。また、各個人に支払える1シーズンの最大金額は約61万2000米ドルです(この金額までサラリーキャップにのみ影響する特別指定選手を除く)。個人最高年俸の選手がシーズン途中で加入した場合、サラリーキャップへの影響は個人最高年俸の約半分にとどまります。

各チームは最大3名まで特別指定選手を獲得できます。これらの選手は一般的に知名度が高く、サラリーキャップの制限からほぼ免除される(上記のように、サラリーキャップの一部として得られる金額が、年齢によってはシニア最大給与と同じ)ため、チームは該当の選手を獲得する際や留めておく際に、より魅力的な賃金を提供できます。

ジェネレーション・アディダス契約を結んでいる選手もサラリーキャップの免除対象となります。これらの選手は、各チームの地元地域から獲得した、ユースアカデミーを経たホームグロウン選手です。ジェネレーションアディダス契約は、対象となる選手に何人でも与えることができますが、トップチームのメンバーになれるのは常に2名(若い特別指定選手以外)のみです。

また、各チームには特別補強分配金(TAM)があり、ピッチ上で即戦力となる選手の追加や残留を図ることができます。2021年のシーズン中、MLSの各チームは280万ドルのTAMと、さらに152.5万ドルの一般分配金(GAM)を受け取ります。こういった資金は、すでに最高予算を得ている選手の給与を補うために、最大で年間100万ドルまで使用できます。また、これらの資金は、選手の契約を「買い取る」こともでき、実質的には、望むGAMまたはTAMの金額分だけサラリーキャップへの影響を減らすことを意味します。ただし、これを行うにはさまざまな制限があり、必要に応じてゲーム内で知らされます。

MLSでゲームを始める際には、「MLSの契約・メンバー登録情報」の受信メッセージ(特にサラリーキャップの項目)をよくお読みください。使用されている契約システムついてさらに詳しく書かれています。

なお、数値はすべてゲーム開始時点のものであり、セーブ済みのゲーム中は変動しやすいです。

移籍市場

MLS のチームが選手を獲得する方法は12通りあります。シニア契約と特別指定選手契約で海外から才能のある選手を補充するチームが徐々に増えてきていますが、一般的に、ヨーロッパスタイルの移籍がMLS 内で起こるのはまれです。また、特別補強分配金を使用して名のある選手を引き入れる場合もあります。

リーグ内移籍の最も一般的な方法は、トレードです。「Football Manager™」におけるトレードの詳細については、本マニュアルのトレードのセクションをご参照ください。

毎年オフシーズンには、プロのキャリアに足を踏み入れようとする才能ある大学生選手を選び取るために、年に一度MLSスーパードラフトに各チームが集結します。競技の公平性を維持するために、最下位のチームがより多くの選択肢から選べるよう、昨シーズン順位が低かったチームから選手を取っていきます。「Football Manager™」のドラフトに関する詳しい情報をお探しの方は、検索機能を使って本マニュアルの他セクションでご参照ください。

国内移籍は、取引が禁止されている9月から12月の2ヶ月間以外であれば1年中可能です。また、2月中旬から5月中旬、7月上旬から8月上旬のさらに短い期間で海外移籍が可能です。

選手は移籍先のチームが移籍市場で交渉中であればいつでも売却可能です。


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